み〜た〜な〜っ!!!(by あみだばばあ)
と、言う感じでネタばらしコーナーですが。こうゆう事するのはあまり良くないと、自分でも思いつつ、ついやってしまいました。みなさんも「そうなんだぁ」くらいで、あまり深く作品と関連づけて考えようなどとしないで下さいませませ。
4649(ヨロシク)(しかし、とにかくギャグが古いっ)
1999年6月吉日 ゐさお

 製作に入ってすぐ4/2から一週間、京都に「環境音」採集に参りました。先ず「海」「山」「川」「湖」「竹やぶ」「田舎」がある所ということで、愛媛、京都が候補に上がり、最悪の録り直しも考慮して、出発前日深夜、京都に決定を致しました。レンタカーを借りての、当初2泊3日の予定でしたが、地図買って、情報集めて、小道具用意して、ロケハンして、メシ食って、酒飲んでたら、3日なんて「あっ」っと言う間に過ぎちゃいました。そして「早く戻ってこい!」と言うスタッフを尻目に「環境音」採集に明け暮れたのでした。車と人を避けるために早朝録音を基本とし、AM3起きで録音、昼夜はロケハン、深夜までDATのチェックと、かなりハードではありましたが、それだけの成果を上げる事はできました。まぁ1日中車を運転していたので、京都の町は地図なしでも完璧。「京都の町は俺に聞けっ!」ってのは大袈裟。では、その「環境音」採集の裏ネタを、曲ごとにご紹介板橋区。

「京都地図」(押すと地図が出てくるよっ。)



 「おなじ星」〜小川・風鈴〜 (京都地図、赤-1、黄-1参照)

絵のイメージとしては、こんな小川だったんですが。目で見たイメージと、耳で聴いたイメージが、必ずしも一致するとは限らない訳であります。ここで録った音は、単なる「きれいに録れた小川の音」って感じで何も感じられない音だったのです。


そんでもって、実際録った場所は右のような場所です。橋と小川ってゆうシチュエーションではありますけれども、これ以上広く写すと、トラックやショベルカー等の重機が写し出される、工事現場なのであります。その工事のお休み中に、ちょっと現場を拝借して録ったのですが、これがすばらしい音の大空間でした。見た目じゃないよ中身だよ、ってな感じですか?しかも「小川の音が違う」と言う、高木さんのディレクションが入ったため、2度出向き、マイクの角度を変えて録り直しました。音録りは一筋縄じゃ行かない。


教訓:音録りも女も、景色(見た目)に惑わされるな!!!



 「恐竜のヘリコプター」〜分校・バス停〜 (京都地図、赤-2参照)

このシチュエーションは録るのが難しかったなぁ。何しろ田舎の学校にバスが停まる絵なんて、なかなか音では録れないでしょう。しかもイメージとしては、子供がワイワイ言って遊んでるんではなく、こんな感じ。「夏休み、約束のない日、夕方、もうすぐ夕飯だと言うのに、まだ空は明るすぎる、行く必要のない学校、校庭にひとり・・・。」う〜ん。かなり難易度高い。これは運がヨカッタ。才能かも?(爆)たまたま何度かロケハンした学校、雲ヶ畑小・中学校で、ひとりの少年がサッカーボールを蹴っていた瞬間がありまして。一発勝負、一か八か、慌ててバス停にマイクを仕掛けました。バスは1時間に1本。高木さん下駄はいてスタンバイ。15分遅れでバス到着。バスは高木さんを乗せて出発。数分後撤収。をっと高木さん迎えに行かなきゃっ。
更に蛇足。聞こえにくいかも知れませんが、バスが到着するシーンで「出町柳駅行きです。堀川通、北大路駅前から、出町柳駅に参ります。整理券をおとり・・・」とバスのアナウンスが入ります。


教訓:音録りは、運も実力の内!!!



 「片思い」〜海・雨・雷〜 (京都地図、赤-3、黄-6参照)

ロケの場合、気になるのは当日の天気。この場合もちろん「晴れ」を期待しての事の方が、ほとんどだと思いますが。今回のシチュエーションの場合「雨」な訳ですから、天気予報が雨の日に出掛けて行ったですよ。海に出掛ける日に、雨なんて期待して行く人は居ないと思いますが、期待して行くと、またこれが降らないもんですなぁ。世の中上手く出来ている。そんでもって、ラジオと携帯電話で天気予報を確認しながら、栗田海岸で雨待ち。そのうち曇っていた空も、晴れて来ちゃったりなんかして。とほほ。ちなみにこの日はロケの最終日、タイムリミット、もう後がない。崖っぷちに立たされながらも、益々空は晴れ上がる。この時程、気象庁を恨んだ事はないね。午後、雲の流れから半島の反対側は、降っていると判断し栗田を離れ、丹後半島を横断。予想は見事にハズレ、琴引浜の「鳴き砂」を見て引き返したのであった。


ところが諦めて京都市に戻ろうとした瞬間、いい雨が降り始めた。人生とは往々にしてそんなもの。栗田に取って返して、収録を開始。雷の音までしっかり録ることができました。大漁大漁。しかし雨の中1時間以上も、じっと気配を消して立っているのは辛かった。パンツまでビショビショよぅ。

=====当たり前だけど、砂浜って雨が降っても音がしないのです。そこで活躍したのが左の傘。何本も買った中で、一番いい音がしていた。何処にでも売っている500円の傘であります。主人公が雨の海岸でしゃがみ込み、傘をさして海を見ながら物思いにふけている感じかな。


教訓:音録りは、ひたすら探し、ひたすら待つ!!!



 「雲の中の散歩」〜海岸・空〜 (京都地図、赤-4参照)

普通に聴いたら何でもないような事なんだろうけど、この海って「ちゃぽちゃぽ」言ってんのわかる?実はこの「ちゃぽちゃぽ」にこだわってんのよ。だいたいドコ行っても、海ってーのは「ザッパーン。しぉしぉしぉ」って言っている訳。そんでもって地図と睨めっこして、なるべく地形が入りくんでいて、更に海岸がある所を探したのであります。岩だと結構あるけど、それだと「ちゃぽちゃぽ」しないのよねぇ。はい。それで右の写真が「由良海岸」。きれいな海だったよ。人と車を避けて、更に「ちゃぽちゃぽ」言う時間帯はやはり早朝。AM3に京都市を出発して、場所探して、収録し始めたのがAM6頃。見ての通り高木さんはグロッキー。この後、何テイクも歌わされ、とうとうダウン。高木さんひとりホテルに残し、オイラはロケハンに出かけたさぁ。なんかアドレナリン出っぱなしって感じで、妙にテンション高かったんだよなぁ。俺ひとり???


教訓:音録りは、こんな機会でもなきゃ、絶対やる訳ないだろ!!!

 まぁ、そんなバタバタで、よくこれだけの素材を録る事ができたと思いますよ。帰ってから杉山氏に誉められたしねっ。しかも、今回使ってない音素材も、時間にして5時間以上ありますから、大漁よっ。
あと「夏色シネマ」にもクレジットされていますが、マイクの風防はα−stationのプロデューサ森津氏からお借りしました。京都市内どこ探しても合うのが見つからなくて・・・局ならあるかな?って。がはは。それから、地図とロケ場所のアドバイスをしてくれた広津女史。彼女はJ.S.の西の方のライブのスタッフをやってくれています。「今、京都にいるんだけど、メシ食わない?」って、いきなり電話して、色々聞き出して。がはは。それと、これはクレジットされていませんが、ホテルの手配は西のイベンター夢番地の大山氏がしてくれました。「今日泊まれるとこない?」って。がはは。みんな、ありがとう。感謝感謝。

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