| 「希望」 | ||
| 作詞 | : | 高木郁乃 |
| 作曲・編曲 | : | 吉田ゐさお |
| Drums | : | 山下政人 |
| Upright Bass | : | 渡辺等 |
| Acoustic Guitar | : | 古川昌義 |
| CP-80 | : | 佐藤拓馬 |
| Horn | : | 南浩之、伊勢久視 |
| Additional Protools | : | 中脇雅裕 |
| Keyboards & Region Conduct | : | 吉田ゐさお |
| Recording | : | 松岡義昭、吉田ゐさお、杉山勇司 |
| Mixing | : | 杉山勇司 |
実は、初の生ホルンのレコーディングでした。今まであまり好んでホルンを使う事がなかったのは、作者自身がホルンの音を「怖いと」感じるからでありましょう。何故そうなったかは、幼少の頃のこんな体験から来ているのではないかと思います。
当時何歳だったかも覚えていない、ある日の事、近所の工事現場で1本のカセットテープを拾います。白いカセットテープに、アルファベットで印刷されたラベルが貼ってあったのを、鮮明に覚えています。あいにく自分の家にはプレイヤーがなく、しばらくは宝物として大切に保管してありました。たまたま隣のお兄さんが、ラジカセを貸してくれる機会があり、宝物のテープの中味を初めて聞くことになります。
ところが、実際流れてきた音楽を聞いて、悪寒が走ったのです。「悪魔の音楽だ!悪魔の音楽だ!!!」と少年は直感で思いました。レコードの回転数が合っていない様な、雨の降る前のあの重い空気の様な、カッターで切った指に痛みが走るまでの一瞬の空白の様な、そんなイメージが今でも残っています。だいぶ後に知る事になるのですが、その音楽というのは「カーペンターズ」でした。(今だにそのイメージは蘇って来るので好んで聞いたりはしません)そしてその音の中に、無理やり繕った笑顔で軽やかを装うホルンが、はっきりと聞き取れたのです。当然それがホルンだと知るのは、更にずっと後の事ですが。
と、無駄話しになりましたが、作者本人はこのアレンジから「天使の営み」と「悪魔の囁き」の両方を感じ取る事ができ、また感じ取りながらアレンジを進めて行った訳であります。さぁここで疑問が沸き上がる。果たしてそう感じるのは、作者だけなのか?ごく少数でも共感してくれる方が居るのだろうか?さて、皆さんはどうお感じであろう?